鹿だけじゃない!
 奈良公園の見どころ 
10選+α

「奈良」と聞いて多くの方が思い浮かべるのが、おそらく奈良公園の鹿ではないでしょうか?

ただ、奈良公園は鹿だけではありません!

ここでは、鹿だけではない奈良公園の見どころを「歴史」「自然」「ゆっくり」をキーワードとして10か所(番外編として+α)厳選してご紹介します。

よつぐ
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こちらの記事を参考に、ぜひ奈良公園を満喫してください

奈良はやはり歴史の街。

奈良公園周辺にも歴史を感じられるところがたくさんあります。

「歴史」をキーワードとして、ここでは次の4か所をご紹介します。

それでは一つずつ見ていきます。

興福寺

奈良公園を散策するぞとなった時に、たいていスタート地点として挙げられるのが興福寺周辺です。

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創建は天智天皇8年(669年)で、和銅3年(710年)の平城京遷都に伴って現在地に移転しました

創建以来、火災による被害に何度も遭ったため建物はすべて後に再建されたものになりますが、歴史を感じられるものは境内各所にあります。

中でもおすすめなのが「国宝館」でしょう。

「国宝館」の名にふさわしく館内は国宝揃いで、貴重な仏像や宝物をご覧いただけます。

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興福寺の国宝館では人気の阿修羅様がいつでも見られますよ!

興福寺を散策する場合、割と国宝館や東金堂、五重塔がある東側のみで終わってしまいがちですが、西側にも南円堂や三重塔、猿沢池といった見どころがあります。

興福寺南円堂
※興福寺 南円堂

ですので、ぜひ東西くまなく回ってみてください!

興福寺の歴史や見どころ、アクセスや拝観情報などは下記でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

東大寺

奈良公園周辺でこちらも歴史がある、東大寺。

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創建は神亀5年(728年)です

そして、東大寺といえばやっぱり大仏殿の大仏さんですね!

「大仏っていうくらいなんだから、まぁまぁ大きいんだろうな」っていうなんとなくイメージを持っていても、それを超えてくるくらい大きく感じる仏像です笑

ただ時間がありましたら、大仏殿からちょっと離れた二月堂に行かれるのもおすすめです。

境内の中でもやや高台にあるので、二月堂から眺める景色もいい感じです!

東大寺は境内をくまなく回っていたら半日ぐらいはかかるというくらいの密度の濃いところです。

ですので、奈良公園周辺をいっぱい回りたいということでしたら、せいぜい大仏殿と二月堂くらいに抑えておいた方が良さそうです…

東大寺の歴史や見どころ、アクセスや拝観情報などは下記でより詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

春日大社

歴史を感じられる3か所目は、東大寺の向かいにある春日大社。

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創建は神護景雲2年(768年)です

春日大社は家内安全や病気平癒のご利益があるとされ、境内には全国で唯一の夫婦の大國様をお祀りしている「夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)」があることから、縁結びや夫婦円満のご利益もある神社として有名です。

春日大社で印象的なものと言えば、回廊に吊り下げられた灯籠でしょう。

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歴史上の人物が奉納した灯籠もあるので、色々探してみてください

その他、毎年5月初旬頃に花房が1m以上にもなる「砂ずりの藤」は人気がありますので、季節が合いましたらぜひ!

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ほぼ毎日行われている「朝拝(ちょうはい)」もおすすめです。自由参加で、朝からパワーをいただけます!

奈良国立博物館

歴史編の4つ目にご紹介するのが、奈良国立博物館。

常設の仏像館や青銅器館では飛鳥時代から鎌倉時代までの仏像や、古代中国の青銅器をご覧いただけます。

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仏像館では写真撮影可の仏像がいくつかあります

年に何度か大小の特別展が催されていますし、なんといっても毎年秋に開催される「正倉院展」はかなり人気です。

館内にはカフェ&レストランもありますので、奈良公園に来たものの天候不良だったという場合、しばらく雨風をしのげます。

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ただ、毎週月曜日は休館日ですのでご注意ください

自然に触れたいなら

奈良公園は自然に触れられますよ!

ここでは次の3か所をご紹介します。

それでは1つずつ見ていきます。

萬葉植物園

萬葉植物園は春日大社の境内にある植物園です。

万葉集で詠まれた植物を植栽していることから「萬葉植物園」と呼ばれています。

園内の植物はなるべく手を加えず、自然のままに生かしているとのこと。

一年を通して何かしらのお花を見ることができますが、12月~1月の冬場はあまり見るものがないので注意です。

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行くなら春から夏にかけてがおすすめです

春日大社の境内にあるということで、春日大社と同様、5月初旬ごろには藤がきれいに咲きます。

園は約3ヘクタール(9000坪)もの広さがあるので、ゆっくり自然の中に浸りながら散策してみてはいかがでしょうか?

若草山

東大寺の近く(東側)にある若草山も自然を感じられます。

こんもんりしたところが笠の形に似ていて、それが三つあることから「三笠山(みかさやま)」とも呼ばれています。

よつぐ
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ちなみに、奈良ではどら焼きのことを「三笠」と言います (どら焼きのこんもりした形が三笠山/若草山に形が似ていることから)

山麓の入山ゲートから約30~40分ぐらいで頂上(三重目)まで行けますが、石段が続きますので、これがまた結構しんどいです…

ただ、頂上からの眺めを見ればきっと疲れも忘れるはず!

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春から夏にかけては芝生が青々としていて気持ちがいいです

山の中腹や頂上にもしっかり鹿さんたちがいらっしゃいますので、自然を感じながら鹿さんとも戯れることができますよ!

春日山原始林

東大寺の東側には若草山、そして春日大社の東側には春日山があります。

春日山は古来より聖域とされていたため、狩猟や伐採が禁止されていました。

ですので、春日山の森林は「春日山原始林」として天然記念物に指定されています。

よつぐ
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マイナスイオンで満たされています笑

若草山のゲートの近くに「春日山遊歩道入口」がありますので、そこから登っていけます。

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若草山と春日山はつながっているので、若草山から春日山、あるいは春日山から若草山へと行くのも可能です

ぜひ一緒に回ってみてください!

ゆっくり過ごしたいなら

奈良公園をあちこち散策して、ちょっとゆっくり過ごしたいなという方は次の3か所がおすすめです。

それでは1つずつ見ていきます。

飛火野

春日大社の参道近くに「飛火野(とびひの)」という、広大な芝生の原っぱがあります。

「このー木なんの木」みたいな大きな木(クスノキ)が目印です。

例年2~3月、7~9月にナチュラルホルンの音色で鹿を呼び寄せる「鹿寄せ」が行われるところでも有名です。

晴れた日には飛火野でレジャーシートを敷いてピクニックする方もいらっしゃいますので、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか?

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ただ、鹿もいるので食べ物を食べさせないようにしてください

浮見堂

飛火野の西側には「鷺池(さぎいけ)」というところがあり、その池にぽつんと浮かんでいるのが浮見堂です。

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桜や百日紅(さるすべり)の名所スポットしても知られています

六角形のおしゃれな形をしたお堂で、浮見堂内では座席数は少ないですが座ってゆっくりできるようになっています。

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柱と柱の間を額縁に見立てて見る景色がおすすめ!

鷺池では3月下旬から11月末まで貸しボートがありますので、浮見堂の近くを巡ることが可能です。

また、夜間にはライトアップがされるので、奈良公園を堪能しつくした後のデザート的な感覚でこちらに来られてはいかがでしょうか?

依水園

奈良国立博物館や氷室神社の北側にある「依水園(いすいえん)」もゆっくり過ごせるところとしておすすめです。

依水園は江戸時代に作られた前園と、明治時代に作られた後園の2つの庭園で構成されています。

特に東大寺南大門をはじめ、若草山や春日山を借景としている後園はお見事です。

広さ3400坪(約11,000㎡)の池泉回遊式庭園になっていて、奈良中心部にありながら静寂に包まれています。

紅葉の季節は特に人気があり、季節が合えばぜひご覧ください!

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依水園ではお食事処や、抹茶やぜんざいなど頂ける喫茶もあります

番外編

番外編として、奈良公園周辺にあるおすすめスポットを2か所ご紹介します。

まずは「東向(ひがしむき)商店街」。

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近鉄奈良駅(行基像)のすぐ隣にあります

ラーメン、寿司、中華、イタリアンなどのお食事処や、和菓子店などのお土産屋さんがありますので、奈良公園巡りの合間か終わりにでも寄ってみてください。

もう1か所は「ならまち」。

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興福寺から南側へ進むとあります

元興寺や御霊神社など歴史を感じられるところや、おしゃれな古民家カフェ、お土産屋さんなどあります。

昔懐かしい町並みになっているので、単に散策するだけでも楽しいはず!

それでもやっぱり鹿が好き!

以上、鹿だけではない奈良公園の見どころについて見てきましたが、中には「それでもやっぱり鹿が好き!」という方もおられるかもしれません。

そもそも奈良公園で鹿はどこにいるのかというと、奈良県庁前の広場(登大路園地)が一番メジャーな鹿スポットと言えます。

ここには「奈良公園」の碑も建っていますので、鹿だけでなく奈良公園自体のメジャースポットと言えます。

あとは東大寺の参道(南大門付近)にも割と多くいます。

よつぐ
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なんとなく、東大寺境内の鹿の方が食欲旺盛な気がします笑

ちなみに、飛火野や萬葉植物園の近くに、怪我をした鹿が保護されている「鹿苑(ろくえん)」というところもあります。

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あくまで保護されている鹿なので、あまり密に触れ合うことはできません

鹿苑へはいつでも行くことができますが、毎年6月には子鹿の公開、10月には鹿の角きりのイベントがされています。

時期が合えばぜひ行ってみてください!

最後に

以上、奈良公園でおすすめの見どころ10選+αでした。

おさらいすると次の通りです。

  • 【歴史】
    • 興福寺
    • 東大寺
    • 春日大社
    • 奈良国立博物館
  • 【自然】
    • 萬葉植物園
    • 若草山
    • 春日山原始林
  • 【ゆっくり】
    • 飛火野
    • 浮見堂
    • 依水園
  • 【番外編】
    • 東向商店街
    • ならまち
  • 【鹿】
    • 県庁前(登大路園地)
    • 東大寺参道
    • 鹿苑
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こちらの記事が奈良公園巡りの参考になりましたら幸いです!