あじさいを見に、
あじさい寺「矢田寺」へ
奈良有数のあじさいの名所で、今や「あじさい寺」と呼ばれる大和郡山市の矢田寺。
そんな矢田寺のあじさいをこの目で見ようと実際に行ってきました!ここではその時の様子をご紹介いたします。
まだ行ったことがない方、これから行ってみたいという方の参考になりましたら幸いです。
矢田寺全体の見どころや拝観情報、周辺スポットなどについて知りたい場合は下記もあわせてご覧ください。
矢田寺の境内に入ると、いたる所あじさいでいっぱいです。
しかしメインは本堂手前にある「回遊式あじさい大庭園」!
境内の谷になっているところをぐるっと一周できるようになっています。
ご覧の通り、周りはあじさいだらけです!
自然の谷を生かした立体感ある光景はまさに圧巻!
なぜお寺にあじさい?
今でこそ「回遊式あじさい大庭園」として整備されていますが、ここは元はジャングルのような場所だったようです。
そんな場所になぜあじさいを植えるようになったかというと、実はお地蔵さんが関係しています。
矢田寺は「矢田のお地蔵さん」と呼ばれているように、お地蔵さんがメインのお寺で、地蔵信仰発祥の一つと言われています。
ですので、境内のあちこちでお地蔵さんが見られます。
お地蔵さんは様々な姿に変えて人々を救済し、心をなごませてくれます。
あじさいは様々に色を変えて人々の心をなごませてくれます。
そういった共通点に着目し、昭和40年頃から以前のご住職さんがあじさいを植えるようになったそうです。
ご住職さんが丹念にあじさいを植えられた結果、今ではなんと約60種1万株にも及ぶあじさいがみられるそうです。
中にはハート型っぽいものもありました笑
せっかくですので、参拝記念に念佛院であじさい期限定の切り絵御朱印をいただきました。
来年もまた来たいと思えるすばらしいあじさいでした。ぜひ皆さんもご覧ください!
矢田寺のあじさいの見頃は?
矢田寺のあじさい園は例年5月末から7月上旬くらいの予定で開催され、楽しめる期間が結構あります。
ただ、一番の見頃を迎えるのが6月中旬くらいだそうです。
また、矢田寺では本堂の特別拝観が6月1日~30日で行われるので、個人的には6月中に行くのをおすすめします。
私は6月中旬に行きましたが、見事に咲き誇っていました
矢田寺へのアクセスと拝観情報
矢田寺へは、近鉄郡山駅かJR大和小泉駅から出ている奈良交通バスで行くことができます。
最寄りのバス停は「矢田寺前」もしくは「横山口」です。
ただし、JR大和小泉駅から行く場合は「横山口」のみです
「矢田寺前」から行く場合
「矢田寺前」バス停へは近鉄橿原線「近鉄郡山駅」から出ているバスで行くことができます。
⇒近鉄郡山駅から「矢田寺前」への時刻表
「矢田寺前」を降りて、西(坂)の方向へ行くと矢田寺の山門に到着します。山門を抜け石段を上がっていくと本堂に到着します。
「横山口」で降りるよりかなり近いですが、あまり本数がありません。
「横山口」から行く場合
「横山口」バス停へは「近鉄郡山駅」「JR大和小泉駅」のどちらからでも行けます。
⇒近鉄郡山駅から「横山口」への時刻表
⇒JR大和小泉駅から「横山口」への時刻表
「横山口」を降りて、西の方向へ進んで行くと矢田寺の山門に到着します。山門を抜け石段を上がっていくと本堂に到着します。
「矢田寺前」よりは1日の本数が多いですが、距離がかなりありますのでご注意ください。
拝観時間 | 8:30~17:00 ※6月の本堂特別拝観と閻魔堂特別開扉は9:30~16:30まで |
拝観料 | 【通常期】 無料 【あじさい期(6月上旬~7月上旬)】 大人(中学生以上):700円 小学生:300円 ※身障者無料 【本堂特別拝観(6/1~6/30)】 一律500円 【閻魔堂特別開扉(6/1~6/30)】 無料 |
所在地 | 奈良県大和郡山市矢田町3549 |
TEL | 【大門坊】 0743-53-1445 【南僧坊】 0743-52-3871 【北僧坊】 0743-53-1531 【念佛院】 0743-53-1522 |
ホームページ | 【大門坊】 http://www.yatadera.or.jp/index.html 【北僧坊】 https://www.kitasoubou.site/ 【念佛院】 https://yatadera.jp/ |
その他 | 近隣に民間駐車場有 |
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矢田寺の歴史や見どころなどをご紹介しております。あじさいを見に行く予習としてご覧いただければと思います笑
矢田寺の回遊式あじさい大庭園も素晴らしいですが、般若寺の「アジサイガラスボール」も外せません!
よつぐ
奈良県在住(出身は大阪)。ひょんなことから奈良に引っ越すことになり、たまたま行った長谷寺をきっかけにお寺好きになりました。奈良県出身者ではないからこその視点で、奈良の古寺の良さや奥深さをお伝えできればと思っています。