おすすめの奈良古寺  
【奈良市外編】

~斑鳩町・桜井市・明日香村・吉野町など~

奈良の古寺といったら東大寺や興福寺など、奈良市内にあるお寺がメジャーですが、奈良市以外でもおすすめの古寺がたくさんあります。

ここでは、奈良市以外でおすすめの古寺をピックアップしてご紹介いたします。

よつぐ
よつぐ

目次を参考に、気になる古寺をご覧ください

法隆寺(斑鳩町)

法隆寺伽藍配置

修学旅行や社会見学でお馴染みの法隆寺。

推古天皇15年(607年)、聖徳太子(厩戸皇子)により創建され、聖徳太子の死後に東院伽藍(夢殿など)が造立されました。

法隆寺と言えば金堂や五重塔などの世界最古の木造建築群ですね。「世界最古」をここ、奈良で見られるなんて!

その他、日本仏像の原型と言える『釈迦三尊像』や、壮麗で美しい『百済観音像』など、仏像好きさんにもおすすめの奈良古寺です。

法隆寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

中宮寺(斑鳩町)

中宮寺山吹

法隆寺夢殿のすぐ隣にある中宮寺。

聖徳太子が母・穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后のために建てた宮を寺に改めたのが始まりと言われています。。

中宮寺といえばやはり『菩薩半跏像』。物思いにふけるそのお姿は何とも言いようがないくらいに美しい…

畳敷きの本堂でゆっくりできますので、じっくり美仏をご覧になりたい方におすすめの奈良古寺です。。

中宮寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

法輪寺(斑鳩町)

法輪寺

住宅街にポツンと建っている法輪寺。

諸説ありますが、山背大兄王(やましろのおおえのおう)が父・聖徳太子の病気平癒を願って創建されたと言われています。

法輪寺と言えばやはり『三重塔』。昭和19年に落雷により焼失しましたが、幸田文らの尽力により昭和50年に再建されました。

その他、講堂には貴重な仏像がたくさんいらっしゃいますので、ぜひ拝観してみてください!

法輪寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

法起寺(斑鳩町)

法起寺とコスモス

のどかな田園地帯に建つ法起寺。

推古天皇30年(622年)、聖徳太子の子・山背大兄王(やましろのおおえのおう)が岡本宮を寺に改めたのが始まりです。

法起寺といえば、慶雲3年(706年)に建立の国宝『三重塔』。現存する日本最古の三重塔ですので必見です。

田園地帯にあるため、毎年9月~10月にかけて彼岸花やコスモスが見られます。お花が好きな方にはおすすめの奈良古寺です。

法起寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

矢田寺(大和郡山市)

矢田寺あじさい

「あじさい寺」として知られる矢田寺。

白鳳4年(675年)に天武天皇の勅願により智通(ちつう)僧正が建立したとされています。

矢田寺は『写真に映えるアジサイの名所』にも選ばれたことがあるところで、シーズンになると多くの観光客で賑わいます。

ペットとともに入山することができる珍しいお寺なので、ペットとお出かけしたい方におすすめの奈良古寺です。

矢田寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

朝護孫子寺(平群町)

朝護孫子寺本堂前

「寅の寺」として知られる朝護孫子寺。

聖徳太子が毘沙門天王を本尊とする寺を創建したのが始まりと言われています。

朝護孫子寺は大きな張子の寅が印象的で、信貴山の中腹にあるので本堂から眺める景色は絶品です。

境内は無料で、テーマパークのような感じがするので、ご家族で行くのにおすすめの奈良古寺です。。

朝護孫子寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

當麻寺(葛城市)

當麻寺お抹茶

日本のシンデレラ・中宮姫ゆかりの當麻寺。

聖徳太子の弟・麻呂子(まろこ)親王が建てた「万宝蔵院禅林寺」が始まりといわれています。

中宮姫が一夜にして織ったと言われる『當麻曼荼羅』や、日本最古の二塔(東塔と西塔)などが見どころです。

塔頭ではお座敷に座って写経・写仏をしたり、お抹茶をいただけますので(いずれも別料金)、ゆっくりしたい方におすすめの奈良古寺です。

當麻寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

久米寺(橿原市)

久米寺あじさい

眼病平癒の寺として有名な久米寺。

推古天皇2年(594年)、聖徳太子の弟である来目皇子(くめのおうじ)が創建したと伝わっています。

久米寺でぜひ見ていただきたいのが御本尊『薬師如来坐像』。約2.4mの大きな仏像で、近づいて見ることができます。

橿原神宮のすぐ近くなので、神社もお寺も両方巡ってみたいという方におすすめの奈良古寺です。

久米寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

長谷寺(桜井市)

長谷寺舞台からの眺め

「花の御寺(みてら)」と呼ばれる長谷寺。

朱鳥元年(686年)、道明上人が初瀬山(はつせやま)の西の丘に三重塔を建立したのが始まりです。

長谷寺といえば、情緒ある登楼と御本尊『十一面観世音菩薩』。私自身、『十一面観世音菩薩』を拝見した時の感激は今でも忘れられません!

「花の御寺」と呼ばれていることからもわかる通り、一年中お花を楽しめるところですので、お花が好きな方におすすめの奈良古寺です。

長谷寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

安倍文殊院(桜井市)

安倍文殊院金閣浮御堂

奈良有数の桜の名所と知られる安倍文殊院。

大化元年(645年)、孝徳天皇の勅願により安倍倉梯麻呂(あべのくらはしまろ)が「安倍山崇敬寺(安倍寺)」を建立したのが始まりです。

「安倍文殊院」の名の通り、御本尊の「文殊菩薩」様が一番の見どころです。なんと、日本最大の7mもあります!

学力向上のご利益があるとされていますので、ご自身やご家族で受験や資格試験を控えている方におすすめの奈良古寺です。

安倍文殊院の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

室生寺(宇陀市)

室生寺

「女人高野(にょにんこうや)」の別名を持つ室生寺。

桓武天皇の命を受け、僧・賢璟(けんけい)が室生山に創建した「室生山寺(むろうさんじ)」が始まりです。

室生寺と言えば五重塔。法隆寺に次ぐ2番目に古い塔になります。屋外の五重塔としては日本最小ですが、その存在感ゆえか大きく感じます。

女人禁制のお寺が多かった時代に女性が参詣できるお寺として歴史を紡いできましたので、女性におすすめの奈良古寺です。

室生寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

飛鳥寺(明日香村)

飛鳥寺標石

日本最初の本格寺院である飛鳥寺。

推古天皇4年(596年)に蘇我馬子が創建したお寺です。
※寺院の規模は現在の20倍ほどありました

飛鳥寺といえば、元祖大仏『銅造釈迦如来坐像(通称「飛鳥大仏」)』。あちこち補修はされていますが、日本最古の仏像といわれています。

田んぼに囲まれたところにポツンとあるので、のどかな場所で静かに過ごしたい方におすすめの奈良古寺です。

飛鳥寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

岡寺(明日香村)

岡寺

「日本最初の厄除け霊場」と言われる岡寺。

天武天皇2年(663年)、天武天皇から「岡の宮」が義淵(ぎえん)僧正に下賜され、そこに寺を創建したのが始まりとされています。

岡寺では日本最大の塑像(土でできた像)、『如意輪観音像』をご覧いただけます。「やくよけの観音様」として篤く信仰されています。

奈良県在住の女性は岡寺で厄除け祈願をされる方が多いと言われているので、厄除け祈願をされたい女性は特におすすめの奈良古寺です。

岡寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

金峯山寺(吉野町)

金峯山寺蔵王堂

修験道ゆかりの金峯山寺。

7世紀後半、修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が、吉野山に建てた「山下蔵王堂(さんげざおうどう)」が始まりとされています。

金峯山寺といえば、本堂『蔵王堂』。東大寺大仏殿に次ぐ、2番目に大きな木造古建築と言われています。

桜や紅葉の名所である吉野にあるので、季節が合いましたらぜひおすすめの奈良古寺です。

金峯山寺の歴史や見どころ、アクセスについては下記にまとめてありますので、ぜひご覧ください!

奈良市外の古寺地図

よつぐ
よつぐ

以上、奈良市外でおすすめの古寺でした

紹介したお寺に印をつけているので、下記の地図もご参考になさってください